【レポート】CAMPFIRE #5「今年の私」
オンラインワークショップイベント「CAMPFIRE」が、オンラインから飛び出しリアルなキャンプイベントに!
当日も大きなトラブルなく進めることができました。ご参加頂いた皆様、そして協賛いただいたKDDIウェブコミュニケーションズ様、準備期間から動いてくれた山陰PD研メンバーのみなさん、ありがとうございました!
少し間が空いてしまいましたが、振り返りを兼ねてレポートにまとめましたので、当日の振り返りや今後のご参考にしていただければと思います。
なお、今回のレポートはイベント開催のきっかけから、開催決定に至る構想期間、そして準備期間を経て当日という、少しボリュームのある内容となっていますのでイベントの内容以外にも、イベント開催の裏側が知りたいという、主催者の方にも少しでも参考になればと思います。
はじまりは「砂丘でランタンパーティーやりたいよね」
2023年8月、山陰PD研のLife Hack Camp Vol.9「Web制作のリアルをHackせよ」がコロナ禍を過ぎ約4年ぶりにオフラインイベントとして開催されました。
この時の懇親会(2次会だったでしょうか)のときです。イベントのスポンサーでもあったKDDIウェブコミュニケーションズの佐藤さんより、ふとそんな提案がありました。(なぜそのような話になったのか、話の前後はあいまいでしたが)
その場にいた参加者の皆さんからは「いいね!」「やろうやろう!」という反応でお酒も進み、場も盛り上がったわけですが、正直なところ僕は「できるかな、鳥取で、砂丘で」という思いもよぎっていました。やればきっと楽しいだろうし、山陰PD研としても新しい取り組みなわけでワクワクはするものの、場所やタイミング、色々考えると現実的には「難しいだろうなぁ」というのが正直なところでした。
そんな思いを心の片隅に持ちながら、数ヶ月モヤモヤしていました。
そんな中、2023年の年末に広島(Web Touch Meeting)や岡山(岡山WEBクリエイターズ)にイベント行脚を行っていました。
そこでお会いしたWeb Touch Meetingの代表の藤本さんとコミュニティ運営について色々お話させて頂きました。特に僕の中で強く残ったのは「続けることの大切さ」でした。
イベント参加者のタイミングは人それぞれなので、行ける時、行けない時は様々。
人数が少なくても良い。いきたいと思った時にやっている、地味だけど堅実。それがコミュニティの参加者を増やしていく事につながるんだと強く感じたことを覚えています。
そこで生まれたのが「オンラインワークショップCAMPFIRE」
このお話を聞いて、僕の中で「やろう、定期イベント!」と腹が据わったタイミングでした。
そこから、定期イベントと今回のリアルキャンプイベントが繋がったわけです。
いずれやりたい、リアルキャンプイベントを見据えて、そのための布石として定期イベントを開催する。
最初は「できるだろうか」という思いだったものが、「これ、できそうかも」と変わったきました。
年が明け、毎月定例で行っている山陰PD研のミーティング(情報交換会:オンライン)で、早速CAMPFIREイベントの提案を行ったのは言うまでもありません!
鳥取県内ではなかなかリアルイベントの開催となると参加者は限られそう、場所の確保はどうするか、その予算は?などなど考えるとハードルは決して低くありませんでした。
そこで、場所はオンラインに、そして座談会形式のイベントとして集まって毎回何かのテーマに沿って話をしよう!という形を基本軸にCAMPFIREは2024年の2月からスタートしました。
意外と早く訪れたリアルイベントのタイミング
そして、スタートしたCAMPFIREイベントですが、毎回人数は変わるものの、毎回色々な方に(それこそ業界問わず)参加頂いています。その都度、毎回「いずれはリアルキャンプファイアやりたいんですよね!」とお決まりのようにお伝えしてきました。
そんなリアルイベントの兆しが見えたのはCAMPFIREイベントを初めて間もなく、3月のことでした。
色々な偶然が重なり、やるならお呼びしたい!と考えていた方々と連絡を取り合っていく内にタイミングが合いそうというのが見えてきました。
リアルイベントはもう少し先かなと思っていましたが「やるしか無い!今だ!」と判断し場所の調査、日程の調整をスタートしました。
とは言え、初めてのキャンプイベント、参加いただけるのは
- 鳥取に来れる
- キャンプに対するハードルが低い
をクリアできる方ということもあり、なかなか敷居は高いイベントになりそう。ということで、参加者は限定的にプレ的なイベントとしてオープンな募集はせずに紹介を中心に参加者を募集することとしました。
できれば、参加者の方には楽しくイベントを過ごしてほしいですが、キャンプ自体が「不便を楽しむ」みたいなところがありますので、その点が許容できないと屋外で宿泊だったり、炭火で食事みたいなものは苦痛でしか無いと思います。初めてのイベント形態でもあるので、ある程度のアクシデントも想定し、アクシデントすら楽しめる。もしくは、アクシデントが起きてもカバーできる。そういったマインドの方が中心に参加申し込みをして頂いたかなと感じています。
そんなこんなで、リアルCAMPFIREの企画がスタートしました。
キャンプイベントの段取り、それはディレクションだ!
キャンプだからというわけではありませんが、イベントの企画から準備、そして当日の動きとまさにやっていることはディレクションだなと強く感じました。
- 予算管理
- スケジュールの策定と管理
- 施設側への問い合わせや確認、調整
- 参加者の取りまとめ、各種アナウンス
- 必要な物品のリストアップ
- 購入品のリストアップ、予算割当
- 購入品の役割分担
などなど、挙げればきりがありませんが。考えること、動くことは多岐にわたります。
ちなみに、運営メンバーのみなさんとは管理シートを共有し、定例ミーティングで少しずつ内容を詰めていきました。
この時、かなり意識したのは可能な限りその日の状況などをイメージして「あ、あれがいる」「もしかしたら、こういうこともあるかも」と思いついたもの、事をピックアップしていきました。このあたりは、クライアントとの打ち合わせに臨む前の準備に近いものがあります。
また、キャンプ場については、今年の4月にリニューアルオープンしたということもあり、勝手が変わっている可能性もあったので、あらかじめプライベートでロケハンを兼ねて利用してきたりもしました。(普通に楽しみました)
そしてイベント当日
続々と集まる参加者のみなさん、参加者の半数以上は県外からの参加ということで、とてもありがたい!とともに、漂う猛者感(キャンパーというだけではなく、マインドという意味で)
大枠の設置イメージを伝えると、皆さん勝手に動く、慣れてるとか、初めてとか関係ない。
ご自身でできることを声を掛け合って進めていく。お仕事だったら、最高のプロジェクトじゃないか!と心のなかで思いながらシャッターを押してました。
少しづつ、日も傾きランタンの明かりもつき始めました。ここからいよいよメインセッションです!
メインのセッションはフリートーク「今年の私」
今回のメインセッションである、焚き火を囲んでみんなで話をする!イベント名でもある「CAMPFIRE」ですね!
今回は「今年の私」というテーマで各自にお話をして頂くという試みでした。
今年も約半年過ぎていますが、今現在取り組んでいること、取り組みたいこと、報告や目標などを共有し、次回お会いした時に、または第2回のイベント開催時に結果をお聞きできるように。
そして、参加者同士で高めあえるようにという思いでこのテーマを選びました。
途中、合いの手が入ったり、後押しの声援が入ったりと、楽しくも熱い時間だったと思います。
これはやってよかったです。ほんとに!
そして、宴もたけなわ。夜は静かに更けていくのでした。
そして翌朝
朝方まで小雨が降っていましたが、皆が起きる頃には雨も上がり住んだ空気の中朝食を食べることもできました。
そして、朝食後は誰が言うでもなく撤収作業がはじまりました。こういうところ、しびれます。
そしてイベントはクロージングへ
途中、夜中に強風でタープのポールがへし折れたりと、若干のトラブルはありましたが、皆さんのご協力のもと、無事最後まで走り抜ける事ができました!
最後に
きっかけは些細な一言でしたが、それを実現するために色々な人が色々な事を考えて実現する。
もちろんイベントはとても楽しく、有意義な時間でしたが実現するための時間が何よりも大きな財産になったと思いました。
はじめましての方もいらっしゃいましたが、あっという間に距離が縮まり、会話が弾む。
IT系とは少し距離がありそうと思われるキャンプイベントでしたが、その可能性はとても大きいなと感じました。
また一つ新たな実績を得ることができましたし、新たな出会いも生まれました。
これをきっかけに、第2回、3回の開催、または、新たな企画を作っていく。そんな流れが生まれればと思います。
今回イベントにご参加頂きました皆様、ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。